ぺんぺん草のうた

プリムラ・オブコニカ
ぺんぺん草
さくら
ねこじゃらし
後ろ向き・ネムノキ
ハマナス
月見草
メン類・シクラメン
ばら きく
冬に咲く花・ヤツデ
がくあじさい
落ち葉
愛されている・春蘭
小さな実・ぐみ

2007年 ライフプロダクション

岩渕まこと:ヴォーカル,アコースティックギター,ガットギター,エレクトリックギター
岩渕由美子:ヴォーカル

西原悟:アコースティックピアノ,エレクトリックピアノ,シンセサイザー,アコーディオン,ホーナーメロディカ,タンバリン,コーラス(M12・M14)
市原康:ドラムス,コーラス(M12・M14)
谷源昌:アップライトベース,エレクトリックベース,コーラス(M12・M14)

佐久間順平:ヴァイオリン(M3・M14),マンドリン(M10)

塩谷達也:コーラス(M6・M12)

弦楽四重奏(M2・M8)
西森記子/第1ヴァイオリン・森里子/第2ヴァイオリン・松沼夕夏/ヴィオラ・井上雅代/チェロ

コーラス(M10):西原明・重延勇矢・山本美央・山本美友・山本一誠・山本さくら
西原まさみ西原充・井上達夫・高氏愛香・山本恵美・山岸美奈子

サウンドプロデュース:MAKOTO BOX
ディレクター:岩渕由美子

レコーディングエンジニア:木下ジョージ孝(CLOCKWISE)米津裕二郎(CLOCKWISE)
ミキシングエンジニア:木下ジョージ孝(CLOCKWISE)
レコーディングスタジオ:BS&Tスタジオ

「横丁のジーザス」を歌いはじめてまもなくの頃、あるコンサートのDVDをご覧になった方が、「横丁のジーザス」を大変気に入ってくださっている、ということを教えてくださった方がありました。
「どなたがそんな風におっしゃっているんですか」とお聞きすると、それは星野富弘さんとの事。正直「え!」と驚いてしまいました。
あのあたたかな作品を生み出していらっしゃる星野さんと「横丁のジーザス」が僕には結びつきませんでした。
不思議な時には不思議な事が続くものです。それからまもなくしてこのCDのプロデューサーの方から星野さんの詩に作曲して作品を作らないかという提案をしていただきました。特にみんなでくちずさめるような作品にしたいとのことでした。私はその場で承諾をし、早速作曲にとりかかりました。その第1曲目が「ぺんぺん草」です。
星野さんのお宅に伺ってこの歌を聴いていただくと、「神様が近くに感じられますね」と感想をおっしゃってくださいました。

この日から本格的に作曲をはじめて秋にリリースにこぎつけました。当初は私一人で歌う予定でしたが、星野さんから「自分の作品も夫婦で作っているので、岩渕さんも夫婦で歌ってください」という提案があり、まことwith由美子で歌わせていただくことになりました。
フォークっぽいもの、少しロックがかったもの、ジャズ寄りなものなど、多彩なジャンルの歌が収録されています。なかでも「メン類・シクラメン」は情熱的なラテン系の音にのせてコミカルな歌詞が展開してゆきます。この曲のタイトルを「うどんの歌」などど言っている人までいます。なぜ「うどんの歌」なのかは聴いてのお楽しみです。

14曲を作曲させていただくときに強く感じたのが「ことばのちから」でした。ことばの中にあるメロディーが自然に五線紙の上に踊りだすようでした。合わせて楽譜も発売されていますので、みなさんに歌っていただけたら嬉しいです。