平均律ハーモニカ

01/08/2023

10月のライブがきっかけで久しぶりに10ホールズハーモニカを吹くようになりました。以前はほぼキーGのハーモニカを吹くことが多く、10ホールズハーモニカ自体を深掘りすることはありませんでした。しかし今回はいろいろと自分なりに深掘りをしたところいくつかのことがわかってきました。まず10ホールズハーモニカはピアノのように半音階で構成されている音階ではないので、いろいろなキーに合わせて吹くことができません。なので各キーごとのハーモニカが作られています。

深掘りして最初にわかったことはポジションがあるということでした。もちろんそのようなことは知っていましたし、実際にそういう奏法で吹いていたこともあったのですが、それをきちっと整理して学ぶことはせずにきました。そのポジションとは以前のキーGの曲にキーGのハーモニカを使うのがファーストポジション。基本ですね。次にキーGに対して完全4度上のキーのハーモニカを使うのがセカンドポジション。ですからキーGの曲ならばCのハーモニカを使います。実はこれが10ホールズのメイン?の吹き方です。そしてもうひとつは2度下のハーモニカを使うサードポジションがあります。キーGmの曲にFのハーモニカを使ううんです。ここいらへんで興味のない方は脱落ですよね。

ここまではなるほどなんですが僕がまったく知らなかったのはオクターブ低いハーモニカがあることです。先日から永遠鉄道でハーモニカを吹き始めましたが、そのハーモニカはサードポジションのLowFです。

そして今回まったく始めて知ったのがハーモニカによって調律が違うということです。それは純正律と平均律があるということでした。ざっというと純正律は和音が美しくなるような調律で平均律はメロディーが美しくなる調律です。実はこれまで使っていたのは純正律である可能性が高いんです。なのでメロディーを吹くと「?」という音程がありました。それをそういうもんなんだろうと片付けていたのですが、今回2種類の調律があることを知って驚きました。

そして平均律のハーモニカを揃えることにしました。僕が気に入ったのはこれです。10ホールズで有名なメーカーといえばまずはホーナーでしょうか。そして国産だとトンボ。そして今回は新たにスズキがあることを知りました。ちょっと変わったのが好きな僕ですからスズキに興味を持ちました。そしてこのハーモニカが平均律であることがわかり必要なキーを揃えることにしました。

今回はここまでくるのに結構授業料を払ってしまいましたが、良いところにたどり着けたと思っています。なんといっても吹いている最中に「?」がなくなったのは嬉しいことです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー
さてアリシアの森のクリスマスプレゼントへは応募されましたか。ぜひご応募ください。バナーをクリックで進めますよ。