白菜とキャベツ

わが家で畑を始めてから2年半が過ぎました。当初は3家族で始めたんですが、他の2家族は早々に退却してしまい、わが家だけで頑張ることとなりました。さらに僕が膝を痛めてしまい作業をできなくなり、それから1年以上も妻がひとりで畑を担っています。幸いなことは気分転換になるようですし、畑仕事は最高のスクワットだとおっしゃる方もいらっしゃって、健康にも良いようです。また土に生息している菌を体内に吸いこむことも人にとっては有益なようです。そしてここ最近では食卓の食材の7割くらいが畑で採れたものとなっています。なかなか味わい深いですよ。

以前書いたと思いますが、野菜が育つのを身近で見ることができるようになり、改めていのちの不思議を感じています。それはトマトはトマトになり、きゅうりはきゅうりになるというように、種や苗の段階では似たようなものなのに、だんだん違う姿になっていく不思議です。

若かった頃夕方の銭湯で同じ年頃の方とふたりで話し込んだことがありました。お風呂からあがって互いに服を着始めたら、僕はミュージシャンに、もう一人の方は反社会的な風情になってゆきました。その後はちょっと強張った挨拶をして別れたということを思い出しました。

我が家にこれから植える苗がありました、左側が白菜で右側はキャベツなんだそうです。そりゃあよく見れば違いますが、パッと見ではまったくわかりません。

遺伝子というのですか、DNAというのでしょうか。これが白菜とキャベツになるなんてやはり不思議です。育つとちゅうでキャベツになりたくなる白菜とかいないんですかね。

若い頃の僕はキャベツになりたがる白菜みたいなところがありました。欲深いと言いますか、自分にないものを欲しがるわけです。白菜は白菜なんだとわかった時に自分の音楽が奏られるようになったと言っても過言ではないかもしれません。それまではどこか借り物のような音楽だったのかもしれません。でも大事なのはそれも僕の音楽だったということです。

今朝はこんな歌を紹介します。「君を愛して」

 

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