愛ってなんですか?

05/04/2023

今日は何日かぶりに自転車に乗ってきました。僕が自転車に乗るかどうかを決めるのは乗る気になるかどうかチェックからです。2日に1度のペースで乗ることにしたので気が向かないけど乗らなくちゃ・・・、ということでは乗らないということです。朝起きて仕事部屋に入って朝のルーティーンを終えた時の気分で決めることにしています。というのもちょっとした事故でも若い頃とは受けるダメージがちがうはずなので、気が乗らない時には出かけないというわけです。30年ほど前の何が降ろうが毎朝走っていた自分が懐かしいです。

僕の住んでいる地域から富士山を遠く望むことができます。市内には富士見橋も新富士見橋もあります。大昔の人は同じ富士山を見て「あの向こうに何があるんだろうなあ・・・、巨人でも住んでいるんだろうか・・・」などと思っていたのかなあなどと妄想することがあります。まだ知らないことがあるって楽しいことですよね。今はなんでも検索できて、あっという間に知った気になれるので便利ですが、実はつまらないのではないかと思います。

若い人の中には映画を早送りで観る人がいると聞きました。すぐにでもストーリーの流れと結末を知りたいんでしょうね。さすがに音楽を早送りで聴く人はいないでしょうが、そういう僕もたまに動画を早送りして早く内容を知ろうとすることがあります。

速さによって見えるものが違ってくるものに移動があります。飛行機、新幹線、高速道路、一般道、原付、自転車、徒歩では違ったものが見えて、違ったものに気が付き、違ったものに心が動きます。僕の世代は徒歩から始まっていますが、若い人たちは少なくとも原付以上、いやひょっとしたら新幹線なのかもしれません。

今日紹介するのは「愛の中にいて」の弾き語りです。速度となんの関係があるのかと言いますと、人という物体は乗った乗り物の速度になれますが、心はなかなかそういうわけにはいきません。特に調子に乗れないタイプの人はそうだと思います。何も考えなければ心も新幹線って感じになれるかもしれませんが。見た目は新幹線でも心は立ち止まっているなんてざらでしょう。

「愛の中にいて」はそんな若い頃の葛藤も歌っています。それにしても今でも「愛ってなんですか?」と訊かれてすっと答えられない自分。ずっとずっと考えているのにです。愛の中にいて・・・。