あれから40年経っているなんて

04/25/2023

昨日は都内での仕事がありましたが、車で移動するので時間にかなり余裕を見てかなり早めに出かけました。途中、朝の日差しの中道沿いに桜を見つけました。意識して籠もって生活しているというほどではないものの、コロナ以前に比べると外に出る機会は激減しています。

そんな僕の目に飛び込んできた桜がなんだかとても嬉しく感じました。コロナ禍での生活に慣れ過ぎてしまっているのかもしれません。軟禁から解放された人みたいに、桜と日差しに自由を感じたのかもしれません。

メインの得音の仕事は午前中に終わり、夕方からの最終チェック作業まで数時間のブランクがありましたが、じゃあちょっと家に帰ってきますというような自宅までの距離ではない、郊外生活者は現場の近くで時間を潰すしかありません。そこで閃いたのが映画です。

スタジオのある東銀座から日比谷まで歩いて例のあの映画を観ることにしました。

銀座の裏道はけっこう楽しいんです。老舗やお洒落なレストランやカフェが散策者の目を楽しませてくれます。

昨日はこんなビルを発見。即お登りさんになってスマホで撮りました。一応微妙にアングルを変えて数枚撮ってみましたが。2枚目のこれが迫力があって気に入りました。

こんなぐにゃっとしたビルを設計する人がいることに驚きましたが、実用性も大事ですが面白いこと、興味を懐かせることも設計の肝だなあと感心しました。ちょうど有楽町になるんでしょうか。またまた桜を発見しました。

 

 

映画館で映画を観たのは半年ぶりくらいでしょうか。映画は観終わった後に即、あれこれ解説できない方が映画らしいと思っています。何か答えをくれるんじゃなく問いかけてくれているとでも言うのでしょうか。昨日の映画もそう言う意味ではそうでした(なんと曖昧な言い方)。

結局確認作業はけっこうかかって終わったのが9時過ぎになりましたが、おかげで銀座を楽しませてもらいました。

実は確認作業をしたスタジオは若い頃スタジオミュージシャンとしてギターを弾かせてもらう時によく行ったスタジオです。

僕はこのスタジオでスタジオミュージシャンの楽しさと難しさを教えられました。あれから40年経っているなんて可笑しくなります。そして今も同じことを続けていられるなんて、なんて有難いことでしょう。