ノーマルチューニングアコギマコト

09/05/2023

YouTubeで「うたごえペトラReverse」というシリーズを始めてから自分的にいろいろと想定外のことが起きています。まずはなんせ歌声ペトラの曲は256曲もあるので、全曲収録することが簡単ではないことはわかっていましたが、当初イメージしていたウクレレでの弾語りはなんとも納得がいかずに、宅録して紹介することとしました。弾き語りがちょっとと思った理由のひとつはこんな感じの自分の映像が256本も出ることに耐えられないなと思ったことです。

そしてこれまでになくDAW(Digital Audio Workstation)を使っての録音からミックスダウン作業をするようになりました。

これも最初は軽く考えていましたが、ミックスをしていると「?」な感じになることが多く、誰かに訊けない話をYouTube先生にお願いしていろいろと教えてもらい、DAWの初歩から学び少しづつですが仕上がりの音がイメージに近くなってきました。100曲ぐらいまで進んだらその違いが誰でもわかるくらいになるかもしれません。

この日々のレコーディング作業がコロナで歌う機会がほぼなくなった自分のリハビリにとても役立つことに気がつきました。それは忘れかけている本番の感じを取り戻すということです。

とうとう昨日は立って歌の録音をし始めました。別に座って歌うことがいけないわけではありませんが、やはり立った方が歌としては歌いやすくなります。

昨日録音した歌を妻に聴き比べてもらったところ、ひとまず全てNGというお達しをいただきました(汗)。テンポの取り方がなっていないとのお言葉をいただき、テイクは3回で決めるなんてカッコ良いことを言っていた自分が10テイク以上も録りなおしました。もちろんその全てがリハビリになると思うので続けました。

そしてその流れで今後のコンサートの話になり、妻には僕がリゾネーターではなく普通のギターで歌ってもらいたいという気持ちがあることを話してくれました。

実は「うたごえペトラReverse」の録音をしながら改めて気がついてきたことは、僕のはこだわりの音楽を発信するタイプじゃないんだなあ・・・、ということでした。

そんな気持ちの変化もあって妻の「普通のギターで歌ってもらいたい」ということが意外に「それもありだなあ・・・」と思えました。

というわけで今年のクリスマスコンサートはノーマルチューニングアコギマコトになっているかもしれません。

これを後押ししてくれたのがショートスケールのトンプソンT-1なんです。これで録音してみたらえげつないほど良い音がしているじゃあありませんか。それもあって「この音だったらばノーマルチューニングで弾くのも良いな」と思えたということもあります。

さあこれからしばらくはノーマルチューニングへのリハビリもやっていかなくちゃです(楽しい)。 スライドバーともひとまずお別れ(大袈裟)ですかね。