ライブ配信を終えて

昨晩でオンラインライブの配信が終わりました。本来音楽は過ぎ去ってゆくものです。そして願わくば聴いてくださった方の心に残って欲しいものです。ですから配信終了はとても素敵なことだと思っています。改めてご覧いただいた皆様には心から感謝いたします。

今回も出来る限りのPRをしたものですから、岩渕のPRがくどい!と思われた方がいらっしゃると思いますが、ひとつのイベントとして成功するかしないかは、演者はもちろん制作サイドにも関わることですし、今後配信ライブを継続できるかどうかということにも影響することなので頑張っています。どうぞお許しください。

さてこのライブを経て変わった事がひとつあります。それは使用弦です。ライブの感想の中にはリゾネーターの音が良かったというコメントもいただきましたが、自分的にはちょっとイメージと違っている感じがあって、この機会にいくつかの弦を試してみることにしました。

試した弦はいずれもミディアムゲージで、SIT、アーニーボール、ダダリオの3メーカーです。アーニーボール、ダダリオはおなじみのメーカーですし、僕はアーニーボールの弦をモニター?として長い間使わせていただいていました。またダダリオ は使用アコギのトンプソンの工場出荷弦ですので、アコギにはダダリオのライトを張っています。

今回は3つの弦を張っては弾き、弾いては張り替えを繰り返して、生音を聴き比べ、ラインの音は録音をして聴き比べました。もちろんそれぞれ音色が違いますし弦の触感や弾き心地も違います。実は恥ずかしながら今回初めて気がついたのは同じゲージ(太さ)でも材質その他の違いで張りの強さが違う事です。これまでもいろいろな弦を試してきましたが、一度に短時間で弾き比べるということはしてこなかったので、今回それが如実にわかりました。

そして最終的にSITのこの弦に落ち着きました。

最後まで迷ったのは3弦と4弦の太さがそれぞれで微妙に違うことです。それだけでも全体の弾き心地がかなり違ってきます。結局この弦が一番太いセットになっているのですが、音質とチューニングの安定感が良いのでこの弦に決めました。

さて気がつけば今年も間も無く前半を終えようとしています。後半はこの弦で行きますかねえ。いつまで続くやら?って自分で言っちゃいけないですね。