文化は写し鏡

最近「そうかあ・・・」と気がついたことがあります。それは「東北応援団 LOVE EAST」やそのセクションであるクリスチャン アーティスト サポート(CAS)への支援を運営に当たっているアーティスト、例えば僕や久米小百合さんあるいは運営スタッフも受け取っているんだと思われている方が多いということです。

被災地支援に出かける場合には僕も「東北応援団 LOVE EAST」の規定による支援をいただいています。それは交通費と活動支援費として宿泊や食事等に当てるためのものであってギャラ的なものは含まれていません。それは「東北応援団 LOVE EAST」が支援をさせていただいた多くのアーティストの方々も同様です。ですから「東北応援団 LOVE EAST」で定期的に支払われているものは事務を担当してくださる方、あるいは所に日額600円〜1000円程度の事務費のみです。とにかく皆様からお預かりしている支援金を無駄なく適切に使わせていただくことを旨としていたので、10年間続けてくることができたということができるかもしれません。そして何よりもすごいなと思うのはこのためにボランティアで支え続けてきているスタッフの一人ひとりです。

先日ある方が「今月も仕事が多かったので少しですがこれを使ってください」とMAKOTO BOX宛に支援金を送ってくださいました。この場合でも岩渕へという文言がない場合にはCASへの支援金と理解してそのようにさせていただいています。そのようにお返事をしたらその方が驚いておられたので、今回このようなことをブログに書いておこうかと思ったわけです。

書こうと思った理由は「東北応援団 LOVE EAST」の運営に関わっているアーティストやスタッフも例外なくコロナ禍で戦っているからです。そんな関係者たちは「東北応援団 LOVE EAST」の活動で自分たちもサポートを受けているから大丈夫と思われている方がいらっしゃったら、それは全く違うので書いておこうと思ったわけです。

CASは困窮されているアーティストの方へ支援金を送らせていただいていますが、それは一時的なことに過ぎません。コロナの影響がどれだけ続くのか、はたまた収束するのかは分かりませんが、その間に僕たちのメンタルも変化し、価値観等も変化してくるのではないかと思います。そこで将来へ続く継続的な取り組みができないかということから「クリスチャン カルチャー コネクションズ アリシアの森」というプロジェクトを進めています。CASはアーティストでしたが今度はカルチャーですから、どえりゃ〜大きな話です(汗)。

このプロジェクトのためには「東北応援団 LOVE EAST」のスタッフの他に賛同してくださる方々が一緒に産みの苦しみをしてくれています。もう少ししたら具体的なことをお伝えできますので、どうぞ応援をよろしくお願いします、というよりは一緒に文化の森を大きくしていってもらいたいと願っています。文化には僕ら自身の写し鏡的なところがありますからね。

 

CAS, 日記, 音楽

Posted by buchi