リハでやれること本番で出来ること

先日恥ずかしながら自作の動画をYouTubeにアップしました。自分で言うのもなんですが、と言いますか、わかっているんだったらちゃんとやれ!なのですが、後でチェックするとボロボロの内容で、動画中にセルフツッコミをせざる終えなかなりました。

実はこの動画を撮るまでに、すでに数回失敗していまして、何度やっても似たり寄ったりだなあと思い、アップすることにしたわけです。

そこでなんでスッとできないんだろうと考えました。そうしたらこんなことばが浮かびました。それは「リハでやれること、本番で出来ること」です。

本番のためのリハーサルならば、何か新しいことにチャレンジしたり、思い浮かんだフレーズを何度か繰り返してみたりと、リハならではのやれることがあります。

そして本番はと言いますと、僕なりのルーティンを経て人前に立ちます。その時には本番にしかない心身の状態になっていて、大袈裟ですが、過去、現在、未来の中で、今出来る最高の演奏をしているんです。

先日のあるコンサートの出だしで失敗をしましたが、それも僕の最高の出来の中のひとつの現れにしか過ぎません。出来ても出来なくてもそこが自分の力量なんです。だから後で振り返りはするものの落ち込むことはありません。

なぜならその瞬間僕は過去最高の壁にチャレンジしていたからです。そして結果、失敗した。その失敗は聴き手の皆さんには分からないかも知れないし、コンサートの流れに影響を与えるものでもありません。

何を言いたいのかと言うと、本番にしかない境地というものがあり、本番でしかできないことがあるという事です。

さあ、そこで動画の撮影ですが、セルフ撮影ということもあって、リハでもコンサートの本番でもない初めての状態であることに気づくのが遅かったんです。要するに少しなめていたと言うことです。ですから四苦八苦してやっとたどり着いたのがあんな動画でした。

セルフ撮影もこれからいろいろ頑張ってみますので、どうかよろしくお願いします。今はまだ音に関して納得がいっていないので、早くクリアして、演奏に集中できるようにしたいと思っています。

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Posted by buchi