忠実のロックンロール

「今僕がここにいることを聴いてほしい」。これはサルーキ=のチヨのことばです。先日の投げ銭ライブに足を運んでくれた帰り際にちょっと小耳に挟みました。サルーキ=はこの7月に8枚目のCD「忠実のロックンロール」をリリースしました。「忠実な」ではないところが意味深かなと思います。冒頭のチヨのことばはこのCDに対する思いを語ったものです。

確かにCDとして固定することは、「今」や、「ここ」、にこだわっているということができるでしょう。しかしあえてそのことばを発することの中には、過去を財産にしながら、点として今ここに立ち、明日は自分の思いを超えたところまでジャンプする、という意志のようなものを感じました。

「忠実のロックンロール」は賛美歌アルバムです。サルーキ=の中でも一番ストレートな賛美歌アルバムと言って良いのではないでしょうか。だからこそ僕は、次は自分の思いを超えたところまでジャンプするんだ、という意志のようなものを感じたのです。それは自分の思いではなく、あなたの思いであり、僕の思いをこえるということかもしれません。

チヨと出会った頃、アブダカダブラという歌詞の入った曲を歌っていたサルーキ=に比べたら、今のサルーキ=は当時のファンの思いを超えています。僕はこのシンプルな賛美歌アルバムを作ったからこそ、次にどんなアルバムを出してくるのかが楽しみに感じるのです。まずはじっくりと「忠実のロックンロール」を聴かせてもらいましょう。

音楽

Posted by buchi