出会いは捨てたもんじゃない

07/17/2023

個人練習と秋からの準備に明け暮れる予定の8月も半ばが迫ってきました。先日からオープンGでのコードフォームを自分なりに探求しているので、今朝の起きぬけにはコードダイアグラムのイメージがポッと浮かびました。

夏のギターでの課題はこのコードに関してと、ノイズを減らしたいので、スライドバーの弦に対する適切な力のいれ方をさらにマスターすることです。そしてフレットの目視に頼らずに正確な音程を確保できるようになれば目標達成です(まだ遠い道のり)。

ウクレレに関してはもっと深い音色が欲しいので、フィンガリングの強度と位置を覚えこむことが課題です。

しかしギターもウクレレも実際に手と指を使うので、それらが崩壊しないように気をつけながらの練習となります。

そしてもうひとつ、秋からの準備ですが、これはレッスンのための準備です。僕はせっかちなので、レッスンの進み方もせっかちで、受講している方が「何を言ってるんだこの人は?」状態になっていることがあるんじゃないかと感じることがあります。

先日からウクレレの初心者の方を教え始めたのですが、なぜかその方を教えながら順を追って教えることへのヒントを得ました(今頃かい!)。それはあれもこれも教えなくて良いということです(なるほど)。順を追って丁寧に教えて行けば良いということです(今頃かい!)。

20才前後に仙台ヤマハでフォークギターを教えた後は、短期のクリニック的なことをする機会はありましたが、長期で教えることはしてきませんでした。15年ほど前に講師を依頼されて教えるようになったのですが、その時の驚きは、ギターの構え方や弦の張り方から教えないといけないことでした。

その時の僕の意識は「ギターの持ち方や弦の張り方を教えるなんて失礼だろう・・・」だったんです。やがてそういうことも必要な人には必要なんだということがわかってはきましたが、僕なりに丁寧に教えているつもりでも、「弦を張るのは、ああして、こうして、こんな感じ」という具合に高速で通過してしまうことが多かったんです。

先日なぜか「そこを丁寧に教えないと・・・」ということに気がついたんです。1レッスン40分として(TCUでは20分)、その全体が弦を張ることでも良いわけです。今までの僕は弦を張って、弦を安定させて、チューニングをして・・・、と次々に進んでしまっていました。受講する方は「はい、はい・・・」と返事をしているものの、レッスンを終えたら何にも頭に残っていない可能性が大だったのではないかと猛反省をしています。

最近レッスンを始めた方というのは中学生の子です。その子からこんなに教えてもらえるなんて、出会いは捨てたもんじゃないですよね。


日記

Posted by buchi