財布が許すならば

07/17/2023

トンプソンTM1- Cを手にしてから1か月ほどになります。しかしその間の2週間ほどはピックアップ取り付けで手元にありませんでしたし、僕も旅で出かけていることが多かったのでじっくり弾く時間はありませんでした。

やっと昨日、これまでメインに使ってきたT1- S(ショートスケールなので勝手にSをつけました)の弦を緩めてケースにしまい、TM1- Cと 向き合い始めました。

トンプソンのギターを使い始めて30年近くになりますが、T1、T1- S共にサイドとバックの材はローズウッドでしたので、同じトンプソンでも材がマホガニーだとこんなに違うのか、と新キャラ君を楽しんでいます。

ピックアップ取り付けに加えて、サドル、弦高その他の調整もしてもらったので状態はすこぶる良いです。写真はピックアップ取り付け後のTM1- C です。

話はそれますが、ギターがなかなか上達しないと悩んでいる方に多く見られるのが、コンディションの良くないギターで弾いていることです。弦がうまく押さえられないとおっしゃるのですが、弾かせてもらうと、弦高、ネック、サドルやナットが僕だって弾けないような状態なんです。これだと弾けないばかりか手を痛めてしまいかねません。

最近では格安の初心者入門セットなどというものがありますが、それを買うことも僕的にはお薦めしません。理由は状態も音も値段次第ということです。ウクレレはメーカーによりますが、1万5000円も出せばケース付きで初心者にもお薦めできる楽器があります。ギターはやはり5万程度は考えておかないと危険だと思います。本当は楽器本体で7万円クラス以上が安心です。

さらにもうひとつ加えると信頼できる楽器屋さんかどうかも大切なポイントになります。同じ値段でも本当に良い楽器を薦めてくれるかどうかは楽器屋さんによって、また楽器屋さんとのお付き合いの度合いによって違ってきます。

最終的には納得するまで弾いてみる、自分で弾けなければ店員さんに弾いてもらって選ぶのが望ましいですね。もちろん見た目も大事ですよ。

TM1- C の話から横道にそれてしまいましたが、ギターを良い状態にしておくにはそれなりにお金がかかるということです。その時に生じる問題はギター本体の価格と調整にかける費用のバランスです。1万円で買ったギターにそれ以上のお金をかけて調整するってなんか変ですもんね。だったら最初からもう少し上の機種をゲットした方が良いわけです。というわけで財布が許すならば良い楽器を買いましょう。

なんか変な終わり方になってしまったw。