(2)ウクレレの持ち方、構え方。

06/24/2023

この記事は以前のブログからの転載です。

さてウクレレについての具体的なことに入ってゆきたいと思います。と言いつつ言い訳のようになりますが、正直なところ自分自信が未だ研修中のレベルですので、このブログをお読みになった経験者の皆様からのアドバイスがあれば、ぜひコメントを残していただければと願っています。

そんなレベルでどうして教えるのかということですが、一番の理由は初心者の方々からウクレレを教えて欲しいという願いが多く寄せられたことです。なんとかご希望に応えたいと思いつつ、どのようなアプローチで教えることが適切なのかをしばらく検討しました。そして教える際はオーソドックスなプレイスタイルを大切にするのが良いと考え、いろいろな教則本やネットでの情報、プレイヤーの演奏スタイルやレッスン方法などを僕なりに研究して、たどり着いたのがこれからご紹介する奏法です。しかしぜひ皆さんご自身でも試行錯誤をしていただいて、自分に一番合った演奏スタイルを見つけていっていただきたいと思います。

ではまず「ウクレレの持ち方、構え方」についてですが、ギターと比較するとウクレレのスタイルは様々なようで、これが絶対的に正しいという型があるわけではなさそうです。ですからギターよりも「ゆるい」、だから「難しい」と言えるかもしれません。
では岩渕スタイルということでご容赦いただきつつ進めてゆきます。
まずは右腕です。机の前に座って、ウクレレを机の上にボディーが手前、ヘッドが向こう側になるように置いてください。そしてウクレレの方に右腕を伸ばして、ネックとボディーのジョイント部分を握ってみてください。

上から見たイメージはこんな感じです。

ウクレレのネックと腕がまっすぐになっています。
この状態のままでウクレレを持ち上げて、ネックと腕がまっすぐになっていることを意識しながら、ウクレレのヘッドを左肩の高さに持ってきてください。

そしてギターの時と同じく右肘を右腕の重さの力を借りて身体に押し付けるようにしてウクレレを引きつけてください。

次にそのままの状態で左腕を机の上に伸ばして下さい。そして手のひらを伸ばして机と90度になるようにしてください。手のひらが右側、手の甲が左を向く格好になります。

さてウクレレのヘッドのところには曲線を描いているところがあります。ナットと糸まきの中間のところです。そこへ先ほどの左手の状態で人差し指の付け根をあてがいます。人差し指の付け根にヘッドを載せるというわけでです。その時にも手のひらはウクレレのボディー側、甲はヘッドの先の方に向いたままです。

僕がウクレレのレッスンに使用している渡辺直則先生の教則本「いつでもどこでもウクレレ弾こうよ」ではこの左手人差し指の付け根の部分を「ウクレレポイント」という呼び方をしていますので、僕もそのように呼んでいます。
このウクレレポイントというホールディングのスタイルがギターとは大きく違っています。そしてこの位置からローポジション(指で複数の弦を押さえなくても弾ける)のコードや単音を上図のように押弦してゆきますので、ウクレレを演奏する際には欠かせないポイントとなります。

まとめますと、右腕でウクレレを自分に引きつけて、ヘッドのヘッドを左手人差し指の付け根の関節辺りで支えます。押弦はギターと同じく左腕の重さに助けてもらいながら行いますが、押弦については次回にしたいと思います。


ウクレレ

Posted by buchi