ふたりの異邦人

05/19/2023

最近は10冊近い本が積ん読状態になっている中、久米小百合さんの『ふたりの異邦人』を一気に読み終えてしまいました。

実は本の中に僕の名前も出てくるとのことで、ご丁寧に出版社の方から送っていただいたのですが、まずは妻が興味をしめして読み終え、先週末に僕もページを開いたというわけです。

表紙に『久保田早紀*久米小百合自伝』とあるように、小百合さんのこれまでの歩みが独特の美しさを持って綴られています。そのことばの世界に引き込まれるように僕は時間を忘れて読みふけってしまいました。そして『異邦人』を世に送り出したアーティストとしての卓越した感性とセンスを再確認させてもらうこととなりました。

また物事を一途に探求追求する姿勢に感銘を受けましたし、それらのことを身につけても一切高ぶらず、どんな人ともナチュラルに接している姿は学ばなければいけないなと思わされました。

読み終えて少し時間が経った今も、その世界がパラソルのように頭の上でふわふわと微笑んでいます。

そして僕は小百合さんに「ありがとう」を伝えたい気持ちになっています。